2010年11月4日木曜日

ついにきました!撮影会!

「墨東まち見世2010」メイン会期もついに折り返し地点を過ぎ・・・
ついについに、by the Window“墨東バージョン”のための撮影の日がやってきました。

ちなみに、墨東まち見世スタッフには、事前に以下のような連絡がありました。



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○映像の撮影
11月3日(祝) 撮影準備16:30~17:00 撮影17:00~20:00
予備日:11月7日(日)
by the Window墨東バージョンに使う、影絵の映像を現代美術製作所をスタ
ジオにして撮影します。撮影に必要な人数は以下の通りです。

お父さん役1名
お母さん役1名
子ども2名ほど(小学校低学年)
その他出演者4、5名(まち見世スタッフ可)

シルエットなので、顔の表情はもちろん映りません。
動作はその場の即興でつくっていきますので、とくに準備は必要ありません。
当日時間がありましたら、事務局の方の参加をお願いします。

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そ、そ、そ、そ、そ・・・・・・
即興っっ!!!??


そんなっ!!できません!月影先生っ(古)
「特に準備は必要ありません」ってそんな。そっちのほうが大変でんがな。
・・・と思ったのは、私だけでしょうか?

そんな私の不安はよそに、はじまりました。撮影会。


会場の現代美術制作所に到着すると、小木曽瑞枝さんが

なにやら楽しげなグッズを並べています。

これはいったい何に使うんでしょうね?と不思議に思いながらも、
ひとつひとつを手にとったり、遊びはじめる参加者のみなさん。


そして、風船であそびはじめるFさん親子・・・と、その傍らでひたすら撮影のための小道具を作るスタッフのみなさん。
とても、なごやかな(?)風景です。

午後7時になったところで、池田さんの一声によりみんなが集合。
池田さんから、今日おこなう撮影についての説明があります。

「まず、みんなでこの中から、好きなものをとってみてください。」





おのおの、自分の気に入ったグッズを手にします。

池田さん「取ったー?」
みんな「取った―。」
池田さん「それでは、それを使って、一発芸をしてもらいます。」

い・・い・・い・・・・一発芸!!??


そんなことできませんっ!月影先生!(古)

・・・と、みんなが思ったかどうかはわかりませんが、ともかく一発芸です。
まずは、池田さんがお手本を見せます。

池田さん、とあるグッズを持ってスクリーンのうしろへ・・・
 ・・・と思ったら、「間違えました」といって戻ってきます。
会場、大爆笑。


今度は、布団たたき(?)を持って、スクリーンのうしろへ。

スクリーンに映し出されたシルエットだけ見ていると、
頭のうえから、花のようなものがはえてくる、とても不思議な映像に見えます。
そういえば、布団たたきの先のほうって、とても面白いカタチをしてますよね。
・・・と、ふだん気付かないところに気付かされたり。


・・・と、感心しているのもつかの間。次は、参加者みんなの番です。
1人ずつ、スクリーンのうしろに入って、「一芸」を披露します。


F家のお父さん。




  ♪ドゥッドゥッドゥッ ドゥドゥドゥ ドゥッ♪


ユッフォーッ !!!! (ピンク・レディー『UFO』より)

一同 「・・・・!!!????」

これは、すごい。
ハードルが上がってしまいました。

そんなハードルの上がりっぷりに困惑したのか、ノープランで挑み、敗北する人も。


哀愁がただようのも、また一興です。

さて、そんなこんなで全員、「一発芸」を終えてみると、
なんとも言えないゆかいな雰囲気になりました。

そしてなぜかいつの間にかニックネームがついている人も。

その中のひとりが、今回、もっとも大活躍したF家のお兄ちゃん「王子」です。
ニックネームの理由は、あまりにも王冠が似合っていたこと。かわいすぎました。


みんなが「次はなんだろう?」という目で、池田さんを見ます。
池田「じゃ、王子とー、お父さん!次は、うしろで風船で遊びましょう!」


それならなんとも得意そうです。
王子、はりきって、スクリーンの後ろへ。お父さんと一緒に風船で遊びます。


風船で遊んでいる姿。
スクリーン越しに見ると、とても美しい光景のように見えるのはなんででしょう?


そういえば、『マッチ売りの少女』が窓越しに見ていたものも、
それが当たり前の人たちにとっては、なんてことない日常だったのかな、と思います。
「あたりまえの日常」。
それが「あたりまえ」だからこそ、それが「あたりまえ」でない少女にとっては、
あまりにも切なくなるほど、うらやましい世界。


こうやって、あたり前のように見える、親子で風船で遊ぶ姿だって、
それが得られない人たちにとっては、切なくなるほどうらやましい光景に見えるはずです。


そんな思いに浸っていると、外から、
同じく「墨東まち見世2010」作家の平岡直子さん、登場。


誰かが「平岡さん、来ました。」というと、
池田さん「平岡さん。来ちゃったぁー?」と言って、平岡さん出演のシーンをつくります。




顔のかたちがきれいな平岡さん。シルエットもとてもきれいです。
どんなシーンになるのでしょうか。

さてシーンの撮影は、さくさくと進んでいきます。
お次は、ガールズ・トーク!




はじめは、ふつうにお茶を飲みながら雑談をするところからスタート。
 ・・・と言っても、シルエットしか映らないため、イギリス人のように(?←偏見)身振り・手ぶりを大げさにしながら、会話しなければなりません。


そう。音声は一切意味がないのです!

「お茶飲んでないよー。」
「全然動いてないよー。」


・・・という池田さんからのダメだし(?)を受けつつ、
なんとか、意味のある動きができるようになってきたかな、と思ったら、

次は、「じゃあ、ケンカしてください。」







二人とも、かなりがんばりました。


今回、参加者の女性たちに好評だった、文プロスタッフH氏のシルエット。



「Hさんのシルエット、ステキ―。」という声を複数回聞きました。

撮影はまだまだ続いてきます。。

 

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